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「ザ・ゴール」エリヤフ・ゴールドラット

さてさて、その厚さ(500ページ強!)にひるんで後回しになっていた本です。

これが、読み始めたら一気でした!

すごく面白かったですよ~。小説形式なので読みやすいし、主人公たちと一緒に問題を解決したような気分になれて後味も良かったです。

舞台はアメリカのとある工場。閉鎖の危機に突然見舞われた工場長が、大学時代の恩師の助言を得ながら仲間と一緒に工場の生産管理の問題点を新しい手法を用いて解決していくというストーリーです。

この小説ができた背景も興味深いです。著者はもともと大学教授の物理学者で、友人から頼まれて工場の生産管理に関するソフトを開発し、ベンチャー企業を立ち上げるのですが、そのソフト普及のためにこの小説を書いたんですね。

小説は大評判になるものの、ソフトを買わなくても小説の手法だけで工場が改善するのを知り、ソフトは売れず著者はジレンマに苦しむという。。。

著者は結局会社を辞めて、その生産管理の手法をさらに発展させるための研究開発の会社を立ち上げています。

アメリカでの出版は1984年、日本での発売は2001年。

アメリカで250万部という大ベストセラーなのに、なぜ長い間日本で出版されていなかったのかというと、著者が許可しなかったからだそうですよ。この手法を日本が採用したら、また貿易摩擦が起こるからという理由らしいです。

この生産管理の手法を見ると、キーワードは”ボトルネック”です。全体の作業のスピードを左右する部分。その概念を子供たちのピクニックを通して読者に理解させる部分はすごい!

この本を読んで、全体のスピードを決めてしまう”ボトルネック”というものが工場でなくても通常の会社の中や自分の中にも存在するんではないか、ということを考えさせられました。

まずはボトルネック探しから始めることにしましょう。

あ、ちがう。ゴールを設定するところからですね!

《最後まで読んでくれて、ありがとう》
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