【書評】「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海
売れてますね。
ダイヤモンド社初の100万部突破、というのをだいぶ前にニュースで聞いたような。
最近では、チリ鉱山の落盤事故のリーダーが、ドラッカーの本を愛読してたとかなんとか。。。(ほんとか?)
私は、本家『マネジメント』どころか、ドラッカーは読んだことありません。
この本は小説形式で、高校野球部のマネージャーが野球を通してドラッカーの組織マネジメントを実践していくという話です。
小説のストーリーとしては、まあそれなりですが、ドラッガーのマネジメントの”さわり”を野球を通して簡単に理解してもらうという点では、とても良くできた本だと思いました。
随所に引用がされていますが、その抜粋された言葉だけでも確かに心に響くものがあり、『マネジメント』はすばらしい本なのだろうな、ということが伝わってきます。
私も本家を読みたくなりました。読もうかな。難しそうですが。完全版は1,400ページもあるとか?
(主人公が読んでいるのはエッセンシャル版だそうで。)
この本はアイデアと読みやすさと表紙の勝利、のような気もしますが、ドラッカーに対する作者の思いは伝わってきます。
最後の盛り上がりは、小説としても感動しましたし。
登場人物は主人公以外はまぁまぁキャラが立っているのに、主人公だけ、書き方が少しぼやけていたのが残念です。主人公が親友以外の部員と接する描写が少なくて(というか伝わりずらくて?)、野球部から浮いているように感じるんですよね。
主人公がそこまでする動機は、最後まで”???”でした。。。
でも、ドラッガーを広める、という目的は完全に成功ですね。
(ちなみに作者は男性です。私、女性だと思ってましたー。)
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